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Wi-Fiにも対応、操作性と利便性が向上した新型の服薬支援装置を発売:医療機器ニュース
日立チャネルソリューションズは、操作性と利便性が向上した新型の服薬支援装置「服薬支援ロボ」の販売を開始した。Wi-Fi機能を搭載可能で、リモート服薬支援などのネットワークを介したサービスの提供も予定する。
日立チャネルソリューションズは2023年5月15日、操作性と利便性が向上した、新型の服薬支援装置「服薬支援ロボ」の販売を開始した。Wi-Fi機能を搭載可能で、リモート服薬支援などのネットワークを介したサービスの提供も予定する。
服薬支援ロボは、薬の飲み忘れや飲み間違い、飲み過ぎを防ぐために、訪問薬剤を受けている患者の個人宅や介護施設に設置する。服薬時間になると、音声案内と画面表示でアナウンスし、利用者は家族や介護者が設定した時間にのみ、指定の薬を取り出せる。薬剤師が月1〜4回程度訪問し、薬を補充したカセットと空になったカセットを交換する。
新型の服薬支援ロボでは、柔軟なスケジュール管理や薬の一括補充が可能になった。外出などの個別の予定に対応するため、服薬スケジュールは服薬時間ごとに設定可能で、薬は4カセット一括で交換できる。また、操作画面と取り出しボタンを大きくし、無音設定を追加した。
オプションとして、Wi-Fi機能の搭載にも対応した。今後、ネットワークを利用し、患者の服薬情報を関係者間で共有するサービスなども検討している。
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