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PTC、SaaS版「Creo+」とオンプレ版「Creo 10」を同時リリースCADニュース

米PTCは、SaaS対応の3D CADソリューション「Creo+」と、3D CADソフトウェアの最新バージョン「Creo 10」のリリースについて発表した。

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 米PTCは2023年5月16日(現地時間)、SaaS(Software as a Service)対応の3D CADソリューション「Creo+」と、3D CADソフトウェアの最新バージョン「Creo 10」のリリースについて発表した。

 Creo+は、同社の3D CADソフトウェアであるCreoの設計機能と、クラウドベースのツールを組み合わせることで、設計コラボレーションの強化とCAD管理の簡素化を実現し、生産性向上と業務効率化を支援する。

 現在、同社はSaaS戦略を推進しており、Creo+の提供もその一環となる。ハイエンド3D CADとして定評のあるCreoをクラウドベースで利用でき、モデルベース定義(MBD:Model Based Definition)やシミュレーション駆動設計をはじめとした高度な設計開発を支援する機能を備えるとともに、複数のチームメンバーが製品デザインをレビュー/検討/編集できるリアルタイム設計コラボレーションの機能を提供する。

 さらに、Creo+には2019年11月に買収したOnshapeの技術をベースに構築したクラウド基盤「Atlas SaaSプラットフォーム」を用いた「Control Center」が含まれており、クラウドベースツールのソフトウェアライセンスの導入や管理を容易にする。

 なお、Creo+はこれまでのオンプレミス版Creoとの完全な上位互換性があり、同一のコアテクノロジーで構築されているため、双方でデータをやりとりする際に、データ変換することなくシームレスに利用できる。

 一方、同時発表のCreo 10では、強度と耐久性を維持しながら軽量化を実現する複合材の設計およびシミュレーションが可能となる。加えて、Ansysのシミュレーション技術をベースとする構造熱連成解析、非線形材料解析、非線形接触解析などが導入され、同社が提唱するシミュレーション駆動設計の推進を後押しする。

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