この記事は、2023年5月16日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
2023年4月17〜21日に開催されたハノーバーメッセでは、大規模言語モデル(LLM)をベースにした生成AI(人工知能)を用いたデモ展示が多く見受けられたようです。産業用ロボットに関する作業者の質問に、流ちょうな言葉で返答を返すAIアシスタントを披露したドイツのスタートアップがありました。個人的にはロボットのティーチング分野に生成AIを活用する余地が大いにあると思うので、こうした活用方法の進展にも期待したいです。
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