検索
ニュース

独自技術で高い生産性と省エネルギーを実現、工作機械に新制御技術展開工作機械

牧野フライス製作所は独自技術で高い生産性と省エネルギーを実現した製品を2023年4月12日より販売すると発表した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 牧野フライス製作所は2023年4月7日、独自技術で高い生産性と省エネルギーを実現した製品を同月12日より販売すると発表した。また、同社の2030年度の目標として、会社全体でのCO2削減率38%、製品の消費電力削減率38%以上(実加工時における削減率)を目指すことも併せて発表した。

 機械安定化制御技術「eSTABILIZER」は、機械内部に設置した温度センサーの値を用いて環境温度によって生じるわずかな機械変形を予測し、自動制御することで高精度加工を維持する。厳密な工場空調機器がない環境においても、安定的な高い加工精度を実現。空調にかかる工場の消費電力量削減に寄与する。機械内部の温度が分かることで不要な暖機運転時間の低減などの効率化が可能になる。また、加工中の機内温度状況も把握できる。消費電力削減率は2013年度比で12%(機械設置環境や機械の大きさにより削減率は異なる)。

 同社の実機検証では、工場環境の気温9℃変化においても位置決め誤差を±3μm以内に安定させることに成功した。また、工場環境での温度と変位の関係を取得し、分析することで機械安定化制御の最適化を行うことも可能だ。対象機種は立形マシニングセンタ「V33i」「V56i」「V56i PLUS」、5軸制御立形マシニングセンタ「V80S」「V90S」「V100S」「D800Z」。


立形マシニングセンタ「V33i」出所:牧野フライス製作所

 高速高精度技術「GI制御」「スーパーGI.5制御」は滑らかで無駄のない送り軸動作により、加工時間短縮と高い加工精度を両立させ、消費電力削減と生産性向上へ寄与する。消費電力削減率は2013年度比で9%(加工プログラムにより削減率は異なる)だ。

 その他、加工における電力消費の大きな部分を占める各補器類の運転を最適化させることで消費電力削減につなげる。待機時の消費電力削減率は30%となっている。

 対象機種は立形マシニングセンタ「V33i」「V56i」「V56i PLUS」、5軸制御立形マシニングセンタ「V80S」「V90S」「V100S」「DA300」「DA300 自働化パッケージ」「D800Z」、横形マシニングセンタ「a51nx」「a61nx」「a71nx」「a81nx」「a51nx-5XR」「a61nx-5XR」「a92」「a120nx」、5軸制御横形マシニング「a500Z」「a800Z」(制御装置「Professional 6」搭載機)。


制御装置「Professional 6」出所:牧野フライス製作所

⇒その他の「工作機械」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る