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タイで見た歩荷FAメルマガ編集後記

あの光景は今も瞼にありありと。

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 この記事は、2023年3月31日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 日本に居を構えてからしばらくしてテレビを購入しました。もう要らないんじゃないかと思ったりもしましたが、買ってしまえばやっぱり見てしまうものです。日本を離れる前はあっちの局やこっちの局に出入りして、テレビ関係の記事を書くことも多かったのですが、タイで暮らしていた10年間は日本のテレビ番組を見る機会はありませんでしたので、10年間分をキャッチアップしている段階です。

 NHK「探検ファクトリー」は、普段見ることのできないさまざまな業種の工場を見ることができ、その特徴を分かりやすく紹介してくれるので、仕事柄気になって見入ってしまいます。

 テレビ東京系「世界!ニッポン行きたい人応援団」は、日本の文化や商品を愛する外国人を日本に招いて本物に触れてもらう番組ですが、番組が外国人タレントを用意しているんじゃないかと疑うくらいの彼らの造けいの深さに驚かされると同時に、彼らの目を通して日本人の私でも知らなかったような日本の文化などが再発見できます。

 テレビ朝日系「ポツンと一軒家」は、衛星写真から見つけた人里離れた一軒家を訪ねるという企画で、番組自体はどこか牧歌的な雰囲気があるのですが、私なんかは日本の少子高齢化をまざまざと見せつけられる気がして、背筋が凍る思いです。先日、その番組の中で、歩荷(ぼっか)に触れていました。自動車では行けない山小屋などに荷物を背負って荷揚げする人たちのことですね。

 私はタイでその歩荷を見たことがあります。その光景はとても衝撃的でした。

タイで見た歩荷

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