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スカイディスクとアスエネが提携、生産計画システムに排出量可視化機能を実装:脱炭素
スカイディスクは、CO2排出量の可視化、削減支援に向け、アスエネと業務提携する。同社の生産計画自動立案システム「最適ワークス」と、アスエネのCO2排出量可視化サービス「アスゼロ」が連携する。
スカイディスクは2023年2月21日、CO2排出量の可視化、削減支援に向け、アスエネとの業務提携を発表した。
今回の提携により、スカイディスクが提供する生産計画自動立案システム「最適ワークス」と、アスエネのCO2排出量可視化サービス「アスゼロ」が連携する。同年3月を目処に、最適ワークスへCO2排出量可視化機能を実装する。これにより、設備稼働にひも付くScope1、2排出量を可視化できるようになる。
将来的には、独自開発のAI(人工知能)エンジンを活用し、製造ラインごとのCO2排出量を最適化かつ最小化できる生産計画立案ロジックの開発と実装を予定している。
また、今回の提携に合わせて、システムおよびデータ連携を共同で推進するトライアルクライアントを募集。製造ラインごとのScope1、2と、製品ごとのCO2排出量の可視化、CO2排出量を最適化する生産計画の自動立案などを目指す。
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