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21.3型電子カルテ画像表示モニターを発売、モノクロとカラーを最適表示:医療機器ニュース
EIZOは、21.3型の電子カルテ画像表示モニター「RadiForce MX217」を発売する。1800:1の高コントラスト比により、モノクロとカラーを最適な階調で同時に表示できる。
EIZOは2023年2月28日、21.3型の電子カルテ画像表示モニター「RadiForce MX217」を発表した。高コントラスト比により、モノクロとカラーを最適な階調で同時に表示できる。価格はオープンで、同年4月28日より販売を開始する。
電子カルテ画像表示モニターは、電子カルテ上で患者の医用画像を参照するために用いられる。MX217は、同社従来品「RadiForce MX216」の後継機種で、21.3型2メガピクセル対応のカラーモニターとなる。
コントラスト比は1800:1で、MX216の1500:1から向上している。DICOM Part 14に準拠しており、白浮きを抑えて引き締まった黒色を表示する。「Hybrid Gamma PXL」機能を搭載し、同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれに最適な階調で表示する。
また、患者や医療スタッフの心理的緊張感を和らげるため、安心感のある筐体デザインを採用。角は丸みを帯びており、背面には曲線を用いた。
環境に配慮した取り組みとして、モニター外装の18%に再生プラスチックを使用。輸送時の梱包材には、従来の再生発泡スチロールではなく、段ボールや新聞紙をリサイクルした再生紙素材を用いている。
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