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ソディックが新工場で事業領域拡大、チルド米飯や総菜などの生産加工機械製造へ工場ニュース

ソディックは加賀事業所内に建設する食品機械の新工場の地鎮祭を実施した。

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 ソディックは2023年3月2日、加賀事業所(石川県加賀市)内に建設する食品機械の新工場の地鎮祭を同月1日に実施したと発表した。

 既存の食品機械工場の西側に建設する。延べ床面積は4147.8m2で、建設費は約11.7億円。2023年3月に着工し、同年11月に完成予定となっている。新工場の設立によって主力の製麺機と米飯製造システムの生産体制を強化するとともに、新たな食品生産加工機械分野に事業領域を拡大する。同時に既存工場も改修を行い、米飯製造システムの組み立てエリア、ショールーム、試運転スペース、資材倉庫を拡張する。改修は2023年12月に着工し、2024年5月に完了予定となっている。

新工場完成時のイメージ
新工場完成時のイメージ 出所:ソディック

 加賀事業所の食品機械工場では製麺機や米飯製造システムに関連するミキサー、圧延機、ゆで槽、水洗槽、蒸し機、殺菌装置、米飯装置などを製造しており、付帯設備として、研究室、ショールーム、資材倉庫などが置かれている。

 現在、工場面積の制約から大規模な製麺機や米飯製造システムは、ユーザーへ納入後に最終動作確認となるケースが生じていた。また、米飯製造装置と製麺機のゆで水洗槽などの大型ラインが必要になる装置の生産が並行して行えなかった。生産台数に対して部品保管場所が不足し、機械完成から出荷まで製品を仮置きする場所もなく、工場外に倉庫を借りて保管経費や運搬作業負担などが発生していた。

 既存工場の改修によって不足していた組み立てエリアなどを拡張する他、新工場ではチルド米飯、総菜、製菓などの生産加工機械分野にも事業領域を広げる。

 ソディックでは食品機械分野で2026年度に売上高135億円を目標に掲げている。国内外で増加が見込まれる食品機械事業の需要に対して、中国の厦門工場とともに供給体制の強化を引き続き図る。

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