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コラム

品質不正問題を「サプライチェーンリスク」として捉える製造マネジメント メルマガ 編集後記

品質不正を個社内部の問題ではなく業界全体の問題としてとらえる視点につながるのではと思います。

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 この記事は、2023年3月7日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 島津製作所の子会社である島津メディカルシステムズの品質不正問題について、調査報告書の内容をまとめた記事が多く読まれました。SNSでもインフルエンサーが、嘆きやあきれのコメントと共にこの記事を紹介しています。島津製作所という日本を代表する企業の子会社が関与したという点もそうですが、タイマーを使って故障したかのように偽装する手口の悪質さも含めて、強いインパクトを与えるニュースとなりました。

 品質不正は製造業から根絶することはできないのかもしれません。2022年に製造マネジメントフォーラムで読まれた記事のトップ10には三菱電機における品質不正の調査報告書関連の記事が複数ランクインしました。ちなみに2021年は日立金属、2019年は三菱電機グループの子会社、2018年は日産自動車の品質不正記事がそれぞれトップ10に入っており、モノづくり現場に根を張る不正という“文化”の根強さを伺わせます。

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