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コラム

“島津タイマー”で考えさせられた不正が生まれる構造日刊MONOist月曜版 編集後記

普通にやっていれば自然に行動が正しくなるような組織設計が必要です。

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 この記事は、2023年2月20日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 先週MONOistで掲載した記事で大きな注目を集めたのが、島津製作所の子会社である島津メディカルシステムズで行われたタイマーを使った不正行為の詳報です。これは、X線装置の保守点検の際に、電力供給回路に不正に外付けタイマーを取り付け、このタイマーを作動させることで、意図的にエラーを発生させ、保守(補修)部品の交換を有償で行っていたもので、手法そのものは非常に悪質なモノだったといえます。ただ、調査報告書を詳しく読むと、該当する不正行為に手を染めた人だけが悪かったのかなと考えさせられました。

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