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ソニー・ホンダモビリティのEVコックピット向けにソフトウェアとサービスを提供:車載ソフトウェア
Elektrobitは、ソニー・ホンダモビリティの電気自動車「AFEELA」のプロトタイプに、ソフトウェアとサービスを提供した。HPCプロセッサ向けのソフトウェアとソフトウェアスタックの設計、UX設計を担当した。
Elektrobitは2023年2月7日(現地時間)、ソニー・ホンダモビリティの電気自動車「AFEELA」のプロトタイプに、ソフトウェアとサービスを提供したと発表した。パートナーシップはソニーも含め2019年に始動し、AFEELAの車両は2025年に量産を開始する予定だ。
Elektrobitは、AFEELAプロトタイプ向けに、コックピットシステムの開発に携わった。Qualcommの高性能コンピューティング(HPC)プロセッサ向けのソフトウェアとソフトウェアスタックの設計、全コックピットディスプレイを駆動するUX設計を担当。さらに、ソニーおよびそのパートナー企業の全てのソフトとハード、アプリケーションを含むコックピットシステムの統合サービスを提供している。
AFEELAプロトタイプのコックピットはソフトウェアが中心となり、ソニーがオーディオやカメラセンサー、ゲーム、映画、音楽などのコンテンツを統合する。ソニー・ホンダモビリティはEpic Gamesとも提携し、コックピットシステム内でより多くの体験を提供する予定だ。
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