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デンソーの次世代LiDARプラットフォームに車載向けプログラマブルSoCが採用:組み込み採用事例
AMDの車載向けプログラマブルSoC「Zynq UltraScale+ MPSoC」が、デンソーの次世代LiDARプラットフォームに採用された。解像度が20倍以上向上し、歩行者や車両などを低レイテンシで高精度に検出できる。
AMDは2023年1月25日(現地時間)、同社の車載向けプログラマブルSoC「Zynq UltraScale+ MPSoC」が、デンソーの次世代LiDARプラットフォームに採用されたと発表した。
2025年を目標に開発中のLiDARプラットフォームは解像度を20倍以上向上させており、歩行者や車両、フリースペースなどを低レイテンシかつ高精度に検出できる。SPAD(単一光子アバランシェダイオード)LiDARシステムとZynq UltraScale+ MPSoCを組み合わせることで、LiDARで取得する特定領域内の点の数を表す点群密度が既存システムと比べて高められ、毎秒10フレームで300万点以上を生成可能だ。
また、Zynq UltraScale+ MPSoCの採用により、デンソーのLiDARプラットフォームは既存製品よりも実装サイズを縮小でき、複数のLiDARで車両の前方とサイドビューの連動が可能になる。1個のZynq UltraScale+ MPSoCで複数のLiDARシステムに対応するため、コスト削減にもつながる。
次世代の車両では、前方や後方、サイドビューにLiDARを含む複数システムの搭載が見込まれている。デンソーのSPADを用いたLiDARは、インフラモニタリングやFAなど、自動運転以外の用途にも使用できるという。
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