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アマダが8年ぶりのトップ交代、板金機械の開発を担った新社長で技術指向を強化:FAニュース
アマダは取締役 専務執行役員で板金開発・生産本部長の山梨貴昭氏が代表取締役社長に就任することを発表した。現代表取締役社長の磯部任氏は代表取締役会長に就く。
アマダは2023年2月9日、取締役 専務執行役員で板金開発・生産本部長の山梨貴昭氏が同年4月1日付で代表取締役社長に就任することを発表した。現代表取締役社長の磯部任氏は同日付で代表取締役会長に就く。
山梨氏は1987年に青山学院大学理工学部を卒業後、アマダに入社。2016年に欧州のR&D拠点であるドイツのAmada Advanced Technologyの社長、2018年にブランク開発本部長、2020年にはブランク開発部門長 兼 レーザ開発部門長を務め、2022年に板金開発・生産本部長に就任した。
アマダは新体制について「経営体制の一層の強化・充実を図り、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上を図るものだ。機械メーカーとしてより技術指向を強めていくために、新しい体制へと組織を改編した」としている。
磯部氏は、非創業家初の社長として2003年からアマダを率いてきた岡本満夫氏(現名誉相談役)の後を受けて、2015年に社長に就任した。
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