ニュース
AIなどの先端技術獲得を目的とした研究所を設立:製造マネジメントニュース
アマダホールディングスは、同社グループの中長期的な成長につながる調査研究およびAIを中心とする先端技術を獲得するため、「アマダAIイノベーション研究所」を設立した。
アマダホールディングスは2020年1月7日、同社グループの中長期的な成長につながる調査研究およびAI(人工知能)を中心とする先端技術を獲得するため、「アマダAIイノベーション研究所」を設立した。
近年、製造業では、人手不足への対応を目的とした生産工程などの自動化、熟練工不足に対応するためのインテリジェント化などが進んでいる。これらを見据えた上で同社は、次世代モノづくりのための中核研究機関として、同研究所を設立した。
研究所では、AIなどの先端技術を活用し、生産工程全体の最適化や熟練技術の伝承、加工支援などに取り組み、板金加工の可能性を拡大する役割を担っていく。また、潜在ニーズを探索し、新事業や新技術育成のためのマーケティング活動を実施する。
さらに、大学や専門機関、研究機関などとも連携を進める。そのため、神奈川県伊勢原市の本社以外に、東京都内2カ所に拠点を設置する。
関連記事
- AIと機械学習とディープラーニングは何が違うのか
技術開発の進展により加速度的に進化しているAI(人工知能)。このAIという言葉とともに語られているのが、機械学習やディープラーニングだ。AIと機械学習、そしてディープラーニングの違いとは何なのか。 - 世界を変えるAI技術「ディープラーニング」が製造業にもたらすインパクト
人工知能やディープラーニングといった言葉が注目を集めていますが、それはITの世界だけにとどまるものではなく、製造業においても導入・検討されています。製造業にとって人工知能やディープラーニングがどのようなインパクトをもたらすか、解説します。 - 人工知能は製造現場でどう役に立つのか
人間の知的活動を代替するといわれる人工知能が大きな注目を集めている。ただ、製造現場で「使える」人工知能は、一般的に言われているような大規模演算が必要なものではない。「使える人工知能」に向けていち早く実現へと踏み出しているファナックとPFNの取り組みを紹介する。 - 組み込みAIは必要不可欠な技術へ、推論に加えて学習も視野に
2017年初時点では芽吹きつつあった程度の組み込みAI。今や大きな幹にまで成長しつつあり、2019年からは、組み込み機器を開発する上で組み込みAIは当たり前の存在になっていきそうだ。 - 芽吹くか「組み込みAI」
第3次ブームを迎えたAI(人工知能)。製造業にとっても重要な要素技術になっていくことは確実だ。2017年からは、このAIを製品にいかにして組み込むかが大きな課題になりそうだ。 - 故障予知は前提、“真の予兆保全”を実現するために必要になるもの
2017年はIoTやAI技術の進展により、大型機械や設備の故障予知や予兆保全への取り組みが加速した1年となった。2018年は故障予知などを前提とした、センシングやデータ管理などが進み、予兆保全に関する各種製品開発やソリューションが数多く登場する見込みだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.