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対象物サイズ15〜2000mmの高精細スキャンが可能な3Dスキャナーの予約販売開始:3Dスキャナーニュース
3DMakerproは、対象物サイズ15〜2000mmの高精細スキャンが可能な3Dスキャナー「3DMakerpro Whale」の予約販売を開始した。デュアルレンズを搭載し、2種類のスキャナーを内蔵するため、幅広いサイズの対象物のスキャンができる。
3DMakerproは2023年1月5日、対象物サイズ15〜2000mmの高精細スキャンが可能な3Dスキャナー「3DMakerpro Whale」の予約販売を開始した。クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、早割価格15万6990円(税込み)で同年2月27日まで販売している。
独自開発したデュアルレンズを搭載し、2種類のスキャナーを内蔵しているため、対象物サイズ15〜2000mmの幅広いスキャンが可能だ。ワイドレンズで大きな対象物でも一度に簡単にスキャンし、マイクロレンズが最高0.05mmの高精度な再現を可能にする。カラーキットを使用すれば、フルカラーの3Dスキャンにも対応する。
独自のソフト解析アルゴリズムを採用しており、位置合わせやノイズ除去などを自動で処理するため、効率的に滑らかな3Dデータの生成が可能だ。また、手動モードによる、より細かなデータ修正も行える。
本体サイズは230×148×188mmで、重さは1500g、カラーはブラック。データ出力形式は、OBJ、STL、PLYに対応する。推奨PC環境は、Windows 10 64bit(16GB以上)、macOS 12(16G以上、M2チップ対応)となっている。
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