モジュールカメラ用機能拡張ソフトを開発、ノーコードのAI実装や評価に対応：人工知能ニュース

i-PROのモジュールカメラによる、ノーコードでの一貫したAI実装および評価が可能になった。AI insideが開発した機能拡張ソフトウェア「Learning Center Connect for i-PRO」により、ノーコードAI開発、運用ツールとの機能連携に対応した。

[MONOist]

　i-PROは2022年12月14日、同社のモジュールカメラで、ノーコードでの一貫したAI（人工知能）実装および評価が可能になったことを発表した。AI insideのノーコードAI開発、運用ツール「Learning Center Vision」との機能連携により対応した。

　カメラアプリケーションパートナーのAI insideは、i-PROのモジュールカメラ上で動作する機能拡張ソフトウェア「Learning Center Connect for i-PRO」を開発。同ソフトウェアをインストールしたモジュールカメラと操作用PC、クラウド上に環境構築したLearning Center Visionをネットワークで接続することで、現場でAIを容易に実装、評価できる。

　モジュールカメラは、撮像部の形状、画角、焦点距離、通信方式などをユーザー自身で組み合わせることができる。利用シーンに適したカメラを作ることが可能だ。

　また、モジュールカメラで撮影した画像を自動でLearning Center Visionに送信し、学習させることができる。撮影した現場の映像を定期的に推論するため、評価用の新たなシステムを開発する作業を削減できる。

　例えば製造業では、外観検査における判断基準の標準化による品質担保、エラー品の見落とし減少による歩留まりの向上、検査作業の効率化などにつながる。

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