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状態変化を学習し通知するAIネットワークカメラ向け機能拡張ソフトウェア:人工知能ニュース
i-PROは、AIネットワークカメラ向けに、機能拡張ソフトウェア「AI状態変化検知アプリケーション(WV-XAE400W)」を発表した。AIが正常状態や変化状態を学習し、変化時にアラームを通知する。
i-PROは2022年11月22日、AI(人工知能)ネットワークカメラ向けに、機能拡張ソフトウェア「AI状態変化検知アプリケーション(WV-XAE400W)」を発表した。AIが正常状態や変化状態を学習し、変化時にアラームを通知する。価格はオープンで、2023年1月より販売を開始する。
AIカメラにアプリケーションをインストールし、複数枚の画像を事前に学習させる。撮影画像の状態がその学習画像から変化した際に状態変化と認識し、アラームを通知する。
学習画像は10〜200枚で、最大3個の学習モデルを保存できる。カメラに保存した画像から学習する場合、その結果を「正常」もしくは「状態変化後」と認識するかを選択する。
活用事例として、展示物の持ち去り検知や商品棚の欠品検知、扉の開放検知、車の停車検知などがある。変化を検知することで、素早い対応が可能になる。
カメラへの学習用画像の保存や学習指示は、設定ツールのガイダンスに従って進められるため、手順に迷わず容易に対応が可能だ。
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