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無人航空機搭載用の小型軽量リモートIDを発売、前モデル比4分の1以下に小型化:ドローン
Braveridgeは、無人航空機搭載用の小型、軽量リモートID「リモートID mini BVRPT」を発表した。外寸は19×19mmで、面積は前モデル比4分の1以下、厚みは5mm、重量は1.6gと大幅に小型化、薄型化、軽量化している。
Braveridgeは2022年12月1日、無人航空機搭載用の小型、軽量リモートID「リモートID mini BVRPT」を発表した。2023年3月から販売開始予定で、価格はオープンだ。
ドローンやラジコン機など100g以上の無人航空機は、2022年6月20日からリモートID機器の搭載が義務化されている。同社はこれを受けて、同年8月に小型から大型まで対応可能な「リモートID BVRPA/BVRPN」を発売した。
今回の新製品は、より小型で軽量モデルのニーズに対応したものとなる。汎用性を重視した前モデルの仕様を見直し、小型化と軽量化を最優先に再設計した。
その結果、外寸19×19mmで、面積は前モデル比4分の1以下、厚みは5mm、重量は1.6g(アンテナ、電源線重量除く)と大幅な小型化、薄型化、軽量化に成功した。
また、低消費電力化により、機体の搭載バッテリーの消費を抑えた。アンテナを外付けしたことで、設置位置の自由度が向上。受信感度も向上しており、起動時のGPS測位時間を短縮できる。標準アンテナ以外のアンテナの使用も可能だ。
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