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機能安全対応でマルチコア化が進む産業機器、タスクの詳細な見える化が鍵にJIMTOF2022

Green Hills Software(GHS)は、「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」において、制御システムの中核を担うマイコンのタスクをマルチスレッドで詳細に見える化できるツール「MULTI History」の新機能を披露した。

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 Green Hills Software(GHS)は、「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)」(2022年11月8〜13日、東京ビッグサイト)において、制御システムの中核を担うマイコンのタスクをマルチスレッドで詳細に見える化できるツール「MULTI History」の新機能を披露した。

GHSの「MULTI History」のデモ展示
GHSの「MULTI History」のデモ展示[クリックで拡大]

 GHSは産業機器や航空機、車載システムなど向けに統合開発環境「MULTI」やリアルタイムTOSの「INTEGRITY」「μ-velOSity」、デバッグプローブの「Green Hills Probe」などを展開している。

 MULITIと連携するMULTI Historyは、Green Hills Probeに収集したトレースデータを解析し、マイコンのプロセッサコアの処理を見える化することができるツールである。「近年は工作機械をはじめとする産業機器の制御システムで、機能安全対応に向けてマルチコアマイコンが採用されるようになっている。しかし、複数のプロセッサコアで並行して処理されるタスクが正常に動作していることを確認するのは難しい。MULTI Historyを使えば容易に見える化して、機能安全対応で重要なメモリの排他制御などを確認できる」(GHSの説明員)。

「MULTI History」の画面「MULTI History」の画面 「MULTI History」の画面。トレースデータの全体を見ながら(左)、詳細を拡大して確認することもできる(右)[クリックで拡大]

 展示では、NXP Semiconductorsのマルチコアマイコンである「NXP S32K」の評価ボードにμ-velOSityを組み込み、MULTIでコンパイルしたソフトウェアを動作させ、Green Hills Probeでトレースデータを収集し、MULTI Historyでマルチスレッドのタスクを解析するデモンストレーションを披露した。μ-velOSityとMULTIのコンパイラは機能安全規格であるIEC 61508のSIL 3に準拠しているので、機能安全対応の産業機器の開発に最適な組み合わせになるという。

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