ホンダがEV「e:N」シリーズの第2弾を披露、「e:N アーキテクチャ F」採用:電動化
ホンダは2022年11月5日、第5回中国国際輸入博覧会(中国・上海)においてEV(電気自動車)専用ブランド「e:N」シリーズの第2弾となるコンセプトモデル「e:N2 Concept」を世界初公開したと発表した。
ホンダは2022年11月5日、第5回中国国際輸入博覧会(中国・上海)においてEV(電気自動車)専用ブランド「e:N」シリーズの第2弾となるコンセプトモデル「e:N2 Concept」を世界初公開したと発表した。
e:Nシリーズ専用の「e:N Architecture F」を採用するとともに、高い車両安定性や切れの良いハンドリングなど、ホンダが培ってきたダイナミクス技術を生かした独自の運転の楽しみを提供するとしている。
エクステリアはシャープで力強いボディーラインとし、金属感を際立たせる表面処理を施す。「既存のどのカテゴリーにも属さない新たなスタイル」(ホンダ)を目指したとしている。インテリアのデジタルコックピットは、最新の「ホンダコネクト」の他、光や香りなどの演出により、「知的高揚感を感じる空間価値の実現」(ホンダ)を目指すという。
ホンダは2022年春に中国でe:Nシリーズ第1弾の「e:NS1(東風ホンダ)」「e:NP1(広汽ホンダ)」を発売した。中国では2020年代半ばまでにEV10車種を展開する計画だ。発売を目指すコンセプトカーとして、「e:N COUPE Concept」「e:N SUV Concept」「e:N GT Concept」の3車種を2021年10月に披露している。
e:Nシリーズのラインアップ拡大に当たっては、東風ホンダ、広汽ホンダともに2024年の稼働に向けてEV生産拠点を設ける。生産したEVは中国から輸出することも視野に入れている。
バッテリーの調達に関しては、東風汽車集団や広汽集団と共同出資でバッテリーを調達する新会社を設立。これまで東風ホンダと広汽ホンダがそれぞれ独自にCATL(寧徳時代新能源科技)からバッテリーを調達していたのを一本化する。また、CATLとホンダは、CATLが建設を進める宜春工場(江西省宜春市)でのバッテリーの集中生産や、バッテリーリサイクルなど、生産から流通までの最適化に向けた検討を行い、長期的な安定調達体制の確立と競争力強化に取り組んでいる。
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