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半導体不足でスマートキーを減らして納車、減らした分は後日お渡し:車載電子部品
トヨタ自動車は2022年10月27日、今後生産する一部車種において、スマートキーの個数を減らして納車すると発表した。
トヨタ自動車は2022年10月27日、今後生産する一部車種において、スマートキーの個数を減らして納車すると発表した。通常はスマートキー2個を渡しているが、暫定的な措置として納車時点で渡すスマートキーを1個にする。2個目のスマートキーは準備が整い次第、順次渡していくという。
この措置の理由は半導体不足だ。1日でも早く納車するためだとしている。スマートキーは電子キーとメカニカルキーで構成されているが、2個目をメカニカルキーのみとし、2個目の電子キーは別途渡す。カードキー付きの車種は通常通りカードキーが付属する。
対象車種は「クラウン」「カムリ」「プリウス」「bZ4X」「RAV4」「ハリアー」「C-HR」「アルファード/ヴェルファイア」「ノア/ヴォクシー」「ランドクルーザー」「ランドクルーザー プラド」「グランエース」。レクサスブランドも「LS」「ES」「IS」「LC/LC Convertible」「RC F」「LX」「NX」「UX/UX300e」が対象となる。
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