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カギ代わりのスマホアプリにトラブル、新しい機能や装備の満足度を高めるには自動車業界の1週間を振り返る(1/2 ページ)

さて、先週の土曜日、テスラのオーナー向けスマートフォンアプリで障害が発生したと報じられました。アプリがサーバに接続できず正しく動作しなかったため、車両とアプリの接続もうまくいかなかったようです。その結果、リモコンキーを持ち歩かずアプリを鍵代わりにしていたユーザーは、クルマに乗れなかったり、始動したりできなかったとのこと。

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 1週間お疲れさまでした。11月最後の土曜日ですね。今年は自分自身のためにクリスマスプレゼントを購入しました。11月中旬に注文して、発送予定が最短で12月15〜22日となっているのですが、最新の半導体の塊のような製品なので本当にクリスマスに間に合うのか、少しドキドキしています。製品を購入したそのブランドのWebサイトは盛大にクリスマス仕様でした。間に合わせる自信があるのでしょうか?

 さて、先週の土曜日(日本時間)、テスラのオーナー向けスマートフォンアプリで障害が発生したと報じられました。アプリがサーバに接続できず正しく動作しなかったため、車両とアプリの接続もうまくいかなかったようです。その結果、リモコンキーを持ち歩かずアプリを鍵代わりにしていたユーザーは、クルマに乗れなかったり、始動したりできなかったとエンガジェットの記事で紹介されています。

 スマートフォンさえあれば済む、というのは手軽で魅力的です。しかし、スマートフォンがなければ何もできなくなるというのは避けたいですね。

 以前、スマートフォンアプリをカギ代わりにしたレンタカーを使っていた人が、接続トラブルによってドライブで立ち寄った山奥で締め出された、という出来事が話題になりましたね。無人でクルマを貸し出すため、純正のキーはレンタカーの営業所で保管されている、というのが状況を悪化させました。セキュリティの設定によって専門業者でもクルマのカギを開けることができず、コールセンターからの遠隔操作にも対応していなかったため、最後まで解錠することができませんでした。

 海外の自動車メディアが、テスラのスマートフォンアプリの障害に対するフォード関係者のリアクションを取り上げていました。「セキュリティコードがあれば、クルマから締め出されることはなかったのに」と、からかったような一言をSNSで書き込んでいました。セキュリティコードはアメ車によくある装備で、ドアについた数字のボタンで暗証番号によってドアの施錠や解錠ができるというものです。子どものころ、父親のクルマについていたセキュリティコードで勝手に解錠していたことを思い出し、この話題で懐かしい気持ちになりました。

 スマートフォンをクルマのカギとして使うような新しい試みはポジティブなものです。だからこそ、予備も兼ねて広く使われた安定した技術を併用したり、トラブルにスムーズに対応するために準備したりすることが大切になりますね。

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