ドローンショー向け国産ドローン100機が伊那スタジアムでテストフライト:メカ設計ニュース
スワニーは、ベンチャー企業のドローンショーと共同で開発/生産を行うドローンショー向け国産ドローン「unika」のテストフライトを、2022年10月28日に伊那スタジアム(長野県伊那市)で実施すると発表した。
スワニーは2022年10月18日、ベンチャー企業のドローンショーと共同で開発/生産を行うドローンショー向け国産ドローン「unika」のテストフライトを、同年10月28日に伊那スタジアム(長野県伊那市)で実施すると発表した。
複数台のドローンを同時に飛ばし、上空でさまざまな演出を行うドローンショーに用いられるドローンは、現在中国製の機体が主流となっているが、ドローンショー(社名)はより高い安全性と品質を実現するドローンショー向け国産ドローンを開発することで、日本国内でのドローンを活用した革新的なエンターテインメントの提供と普及を目指す。
スワニーはドローンショーからの要請を受け、3次元部品設計、試作、量産化支援を通じてこれまで培ってきたデジタル技術に関するノウハウと生産技術を活用し、「unika」の筐体設計と製造を支援した。
今回、ドローンショー向け国産ドローン「unika」の完成と、その実現に用いられた技術や最先端エンターテインメントについて、地域の学生をはじめとする多くの方々に広く知ってもらうために、伊那市と伊那商工会議所の後援を受け、スワニーが拠点を置く伊那市の伊那スタジアムでテストフライトを実施し、その一部を一般公開することとなった。当日使用される機体数は100機を予定する。
テストフライトのイベント名は「MADE in JAPANのドローンが秋の夜空に夢を描く『ドローンテストフライト一般公開』」で、2022年10月28日の18時30分から約30分間を予定。雨天の場合は、翌29日の20時からに延期される。同イベントの開催/延期などの情報については、スワニーのオフィシャルSNS(Facebook、Instagram)を通じて発信する。
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