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充放電過電流検出電圧精度±0.5mVの1セルバッテリー保護ICを発売:組み込み開発ニュース
エイブリックは、1セルバッテリー保護IC「S-82Y1B」シリーズの販売を開始した。充電および放電過電流検出電圧精度が±0.5mVと世界最高レベルを誇り、過電流検出のばらつきを抑制しながら、電流検出抵抗を低減できる。
エイブリックは2022年10月4日、1セルバッテリー保護IC「S-82Y1B」シリーズの販売を開始した。充電および放電過電流検出電圧精度は±0.5mVで、同社によると同月時点で世界最高精度に達している。
S-82Y1Bシリーズは、同社従来品「S-82P1」シリーズをアップグレードしたもの。充電および放電過電流検出電圧精度が±0.75mVから±0.5mVに向上した。過電流検出のばらつきを抑制しながら、電流検出抵抗を低減できる。
また、放電過電流1、放電過電流2、負荷短絡と3段階の放電過電流保護を搭載した。検出電圧精度は、放電過電流2が±1.5mV、負荷短絡が±3mV。過充電検出電圧精度は±15mVで、安全性を保ちつつ、バッテリー性能を引き出すことができる。
パッケージは、1.6×1.8×0.4mm(最大)のHSNT-6(1618)と1.57×1.8×0.5mm(最大)のSNT-6Aを採用した。−40〜+85℃で動作する。スマートフォンやタブレット、スマートウォッチ向けのリチウムイオン二次電池パック、リチウムポリマー二次電池パックなどに適する。
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