AR/MR見える化ソリューションが自動変換可能なファイル形式を拡張:VR/AR/MRニュース
ホロラボは、3D CAD、BIM、3D CGファイルのAR/MR見える化ソリューション「mixpace」の変換可能なファイル形式を19種類に拡張した。4種類のファイル形式を追加し、「*.3dm」をβ版として提供する。
ホロラボは2022年9月26日、3D CAD(Computer Aided Design)、BIM(Building Information Modeling)、3D CGファイルのAR(拡張現実)/MR(複合現実)見える化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」の変換可能なファイル形式を19種類に拡張したと発表した。SB C&Sが販売する。
mixpaceは、3D CAD、BIM、3D CGデータをAR/MR対応デバイスで確認可能な3Dモデルに自動変換する。設計、製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守など、各分野で使用されるファイル形式に対応。3DモデルのAR/MR表示が「HoloLens 2」および「iPad」アプリでできる。
今回、「Parasolid」「SketchUp」「Navisworks」のファイル形式「*.x_b」「*.x_t」「*.skp」「*.nwd」の4つのファイル形式に対応した。「Rhinoceros」のファイル形式「*.3dm」はβ版として提供する。
*.x_bと*.x_tは機械系3D CADで多く採用されているソリッドモデリングソフトウェアコンポーネントParasolid、*.skpは主に建築業界やインテリア業界で幅広く使用されている3DモデリングソフトウェアSketchUpのファイル形式となる。
*.nwdは設計、土木エンジニアリング、施工のためのプロジェクトレビューソフトウェアNavisworks、*.3dm(β版)は工業デザイン、機械設計、金型設計、試作、製造、建築、宝飾など自由形状の3DモデリングソフトウェアRhinocerosのファイル形式となる。
新たに追加された*.x_b、*.x_t、*.skp、*.3dmは、全てのプランで変換が可能だ。*.nwdは、standard+Rのみ対応する。
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