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4タイプの刃物台仕様を提供、スター精密がスイス型自動旋盤を発売工作機械

スター精密は、4タイプの刃物台仕様から選択できる、スイス型自動旋盤「SD-26」を発表した。剛性や加工精度を高める機構や、扱いやすく多様な加工ニーズに柔軟に対応する機能を搭載する。

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 スター精密は2022年9月1日、4タイプの刃物台仕様から選択できる、スイス型自動旋盤「SD-26」を発表した。自動車や油圧、空圧機器、医療機器向けの部品メーカーをターゲットに、2023年4月から全世界で販売を開始する。

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スイス型自動旋盤「SD-26」 出所:スター精密

 最大加工径φ26mmのSD-26は、正面加工用のクシ刃型刃物台に、均等荷重クロスガイド構造の門型刃物台を採用。旋削用バイトや穴あけ用ドリルなどの各種工具を、加工ポイントとなるガイドブッシュを取り囲むように配置している。

 ガイドブッシュとノンガイドブッシュの切り替え機構を採用しており、長い部品の高精度加工や短い部品の無駄のない加工など、多様な加工ニーズに対応する。また、NCプログラムをオフセットデータなどの関連情報と共に一括入出力できる機能、コマンドヘルプなど各種ヘルプ機能を搭載し、ユーザビリティの向上を図った。

 複合加工ニーズに応じて、「type S」「type G」「type E」「type C」の4タイプを用意する。type S、G、Eは、プログラムによる同時5軸(Eは4軸)制御が可能な工具旋回制御軸(B軸)付きの4軸対向型ミリングユニットを、type Cは、手動による角度調整式4軸対向型ミリングユニットを搭載。type Sの上部には、専用の工具ユニットを旋回制御できる第2B軸機構を備えたカートリッジ式ポジションを1カ所、type G、E、Cの上部には、既存機種の各種工具ユニットを装着可能なカートリッジ式ポジションを2カ所配置する。

 B軸制御付きの4軸対向型ミリングユニットは、上下両端を支持する構造により、旋回加工時のユニット保持剛性を確保した。メイン主軸とサブ主軸はビルトインスピンドルを採用しており、割り出し精度が向上した。

 type S、Gは、独自の制御方式「スターモーションコントロールシステム」を搭載。演算時間などの非切削時間を削減することでサイクルタイムを短縮し、消費電力量の低減に貢献する。

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