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アンテナへの給電および接続検知が可能なLDO、A-Dコンバーターが不要組み込み開発ニュース

ミツミ電機は、アンテナなどへの給電および接続検知が可能な高耐圧レギュレーターIC「MM4007」を開発した。検知信号がデジタル出力となっており、A-Dコンバーターが不要となっている。

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 ミネベアミツミは2022年9月8日、グループ会社のミツミ電機が、アンテナなどへの給電および接続検知が可能な高耐圧レギュレーターIC(LDO)「MM4007」を開発したと発表した。同年10月より、国内にて月産100万個体制で量産を開始する。サンプル価格は1個当たり100円(税別)となる。

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高耐圧接続検知向けレギュレーターIC「MM4007」[クリックで拡大] 出所:ミネベアミツミ

 同製品は、LDOや電流検出回路、オープンフラグおよびショートフラグの出力回路を単一のチップに備えたもの。アンテナなどの外部接続機器用に特化しており、カーナビゲーションなどのカーインフォテイメント機器向けに適する。

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「MM4007」の構成図 出所:ミネベアミツミ

 検知信号がデジタル出力となっており、A-Dコンバーターが不要。断線とショートをそれぞれ専用の電流検出回路で検出できるため、検出の精度が向上した。

 高耐圧のため、昇降圧電源を含まない電源構成でも使用できる。駆動時に電圧が変化しやすい、カーバッテリーから直接給電できる。

 パッケージは2.7×2.5mmのSSON-10Bを採用した。最大定格が45V、入力動作電圧が36V、出力電流が300mA、無負荷時消費電力が400μA(定格)、オフ時の消費電流が最大1μA、出力電圧の設定範囲が5〜10Vとなっている。

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「MM4007」の搭載イメージ[クリックで拡大] 出所:ミネベアミツミ

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