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樹脂部品の新設計で耐衝撃と耐薬品性能向上、新たな防水圧力センサーの量産開始:FAニュース
アルプスアルパインは、高耐薬品性能を備えた防水圧力センサー「HSPPAD143C」の量産と販売を開始した。既存モデルの防水性能を維持したまま、樹脂カバーや接着樹脂の新設計により、高耐薬品性能や耐衝撃性能を向上した。
アルプスアルパインは2022年8月29日、高耐薬品性能を備えた防水圧力センサー「HSPPAD143C」の量産と販売開始を発表した。長岡工場(新潟県長岡市)で、月8万個を生産する計画だ。
HSPPAD143Cは、既存モデル「HSPPAD143A」の防水性能を維持したまま、ガスに含まれる有機成分への高耐性機能を備える。
高耐薬品性能を向上するため、センサー用樹脂カバーを新たに設計。また、金属ふたとセラミック基板を接着する樹脂の新設計により接着力を高め、既存モデルより耐衝撃性能を向上した。形状は既存モデルと同じで、Oリングと一緒に筐体にはめ込むだけで防水性能が得られる。
HSPPAD143Cのサイズは3.1×3.1×2.6mmで、圧力計測範囲は300〜2000hPa、動作温度範囲は−40〜+85℃。電源電圧範囲は1.7〜3.6V(typ.3V)で、通信方式はI2Cに対応する。
同社は、既存製品のウェアラブル市場に加え、ガスメーター市場向け用途の展開により売上拡大を見込む。
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