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新生児蘇生に特化した生体情報モニターを開発:医療機器ニュース
日本光電は、新生児蘇生に特化した生体情報モニター「ブレスキュー NRM-1300」を開発した。単3電池3本で駆動し、新生児蘇生に特化したバイタルサインをモニタリングできる。
日本光電は2022年7月29日、新生児蘇生に特化した生体情報モニター「ブレスキュー NRM-1300」を発表した。国内ではアトムメディカルからの発売を予定し、海外ではインドネシアでの発売に向けて許認可を申請するなど、普及に向けた取り組みを開始した。
NRM-1300は、新生児蘇生に特化したバイタルサインをモニタリングする装置。新生児蘇生法で必要となる、ECG(心電図)やSpO2(動脈血酸素飽和度)、Flow(呼吸流量)/Paw(気道内圧)を継続的に測定する。
また、仮死状態の新生児の呼吸を補助するために実施する、手動のPPV(陽圧換気)のアシスト機能も搭載する。LEDが点滅し、PPVを実施する医療従事者を視覚的にサポートする。
本体のサイズは約138×167×107mmで、質量は約880g。単3電池3本で駆動し、通常は5時間以上の動作が可能だ。各国の電源事情に影響を受けないため、汎用性が高い。
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