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CC-Link IE TSNから既存設備を制御、CC-LinkやRS-232Cに対応するユニット製品産業オープンネット展

CC-Link協会(CLPA)は、「産業オープンネット展2022」において、TSN(Time Sensitive Networking)に準拠する最新のネットワーク規格「CC-Link IE TSN」から既存設備を制御するためのユニット製品2機種を参考展示した。

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 CC-Link協会(CLPA)は、「産業オープンネット展2022」(2022年8月2〜3日、すみだ産業会館)において、TSN(Time Sensitive Networking)に準拠する最新のネットワーク規格「CC-Link IE TSN」から既存設備を制御するためのユニット製品2機種を参考展示した。

 CC-Link IE TSNは、次世代産業用ネットワーク規格として注目されるTSNにいち早く準拠したことで注目された。既に対応製品も多数投入されている。その一方で、CC-Link IE TSNで構成するネットワークからは、CC-Link IE TSNに対応していない既存の設備を直接制御できないという課題があった。

 今回参考展示したのは、この課題を解決するためのユニット製品となる。1つは、CLPAがこれまで長年推進してきたCC-Link対応機器の制御を可能にするのが、三菱電機エンジニアリングが開発中のブリッジユニットである。CC-Link IE TSNとしてはリモート局、CC-Linkとしてはマスター局となり、CC-Link機器との間で64局の接続が可能である。

三菱電機エンジニアリングのCC-Link IE TSNとCC-Linkのブリッジユニット
三菱電機エンジニアリングのCC-Link IE TSNとCC-Linkのブリッジユニット[クリックで拡大]

 もう1つは、RS-232CやRS-422/485などのシリアルインタフェースしか搭載していない機器のCC-Link IE TSNからの制御を実現する、アルゴシステムが開発中の「SIOゲートウェイユニット」だ。これまでも、産業用PCなどに搭載されているシリアルインタフェースを使えばCC-Link IE TSNのネットワークとの共存は可能だったが、同ユニットを介することでCC-Link IE TSNでより多くの機器をまとめて管理できるようになる。SIOゲートウェイユニットは、RS-232CとRS-422/485にそれぞれ対応する2品種があり、搭載チャネル数は両品種とも4つである。

アルゴシステムの「SIOゲートウェイユニット」
アルゴシステムの「SIOゲートウェイユニット」[クリックで拡大]

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