ペットボトルキャップを入れると遊べるカプセルトイマシンの作り方を公開:サステナブル設計
ファブラボ広島安芸高田は、LODGEと共同で、ペットボトルキャップを入れると遊べるカプセルトイマシンを制作し、オープンソースで作り方を公開した。プラスチックゴミのアップサイクルをより楽しく身近に体感できる機会を創出する。
ファブラボ広島安芸高田は2022年7月12日、ヤフーが運営するオープンコラボレーションハブ「LODGE」と共同で、ペットボトルキャップを入れると遊べるカプセルトイマシンを制作し、作り方を公開した。プラスチックゴミのアップサイクルをより楽しく身近に体感できる機会を創出する。
カプセルトイマシンにペットボトルキャップを1つ投入すると、景品が1つもらえる仕組みになっている。景品は、地域で集まったペットボトルキャップをリサイクルして作製した。最初の景品は広島県安芸高田市のシンボルの1つである鹿のツノをイメージしたコマで、回して遊べる。
今回の企画は、地域で出た廃材を地域で循環していく「軒先サーキュラーエコノミー」実験の一環で、プラスチックゴミ(ボトルキャップ)の回収から、リサイクル、景品の配布までを一箇所で完結している。コマは、ボトルキャップを破砕して溶かし、射出成型機で金型に流し込んで作る。
ペットボトルキャップを入れて遊べるカプセルトイマシンはファブラボ広島安芸高田のほか、安芸高田市内の数カ所に設置されている。同ラボは、こうした取り組みを安芸高田だけでなく他の地域でも展開してほしいと、カプセルトイマシンのデータを作り方の動画とともにオープンソースで公開している。
筐体の素材はMDF板とアクリル板、蝶番や掛け金などの市販部品のみで、FAB施設などでレーザーカットできれば、作り方の動画を見ながら2時間ほどで組み立て可能だ。
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