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建物内の空気の流れを可視化するシミュレーションサービスを価格改定:CAEニュース
Mr.Flowは、建物内の換気シミュレーションサービス「流体解析」の価格改定を2022年4月に実施した。図面から室内を3Dモデルで再現し、ダクトや窓の位置情報に基づいて解析することで、空気の流れを可視化する。
Mr.Flowは2022年5月23日、建物内の換気シミュレーションサービス「流体解析」の価格改定を同年4月に実施したと発表した。標準価格(3Dレイアウト作成、2パターンの解析)は5万円からで、複数の場所を同時に依頼する場合は値引きする。
新型コロナウイルス感染症の感染予防には、換気が有効とされる。厚生労働省の指針では、30分に1回以上は室内の全ての空気を外気と入れ替えること、1人当たり毎時30m3の換気量を確保することを推奨している。しかし、これらの条件を満たすことを証明するのは困難で、空気の流れを可視化し、定量的に数値として換気能力を評価する流体解析のシミュレーションが必要になる。
同社が提供する流体解析サービスは、飲食店や美容室、保育園など業種を問わず、換気のシミュレーションを実施できる。図面から室内を3Dモデルで再現し、ダクトや窓の位置などの正確な情報に基づいて解析を実施することで、換気に伴う空気の流れを可視化する。
解析から明らかになった空気の滞留に関する課題には、必要に応じて改善点を提案。厚生労働省の指針を上回る解決案の提示を目指す。
また、解析結果は、換気能力評価報告書やシミュレーション動画として提供する。基準を満たしている場合は、建物内やSNSに掲載可能な換気能力証明書を交付する。
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