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EVなど変種変量生産用途に対応、ユニバーサルコンパクトマシニングセンタ新製品:工作機械
ブラザー工業は、EV市場や変種変量生産用途に対応する工作機械「ユニバーサルコンパクトマシニングセンタ SPEEDIO U500Xd1」を発売した。「SPEEDIO」シリーズでは初めて傾斜ロータリーテーブルを搭載し、大型ワークの加工に対応する。
ブラザー工業は2022年5月9日、EV市場や変種変量生産用途に対応する工作機械 「ユニバーサルコンパクトマシニングセンタ SPEEDIO U500Xd1」を発売した。本体価格は1274万円(税込)だ。
U500Xd1は、「SPEEDIO」シリーズの新ラインアップ「U」シリーズ初のモデルとなる。本体サイズはコンパクトなまま、SPEEDIOでは初めて治具エリアφ500の大型傾斜ロータリーテーブルを加工室に搭載。治具エリアが最大限に広くなるよう設計しており、大きなワークの加工に対応する。また、従来機種と同等の設置スペースや高い生産性を維持しつつ、5軸の割り出し加工ができる。
搭載可能な工具本数は、14本、21本に加えて、最大28本搭載可能な仕様を用意した。複雑化、大型化する部品加工にも柔軟に対応する。
ワークを一度セット(ワンクランプ)すれば、さまざまな角度での割り出し加工が可能。治具製作が必要最小限で済むことに加え、ハンドリングの工程も削減できるため、生産工程を集約化し、加工精度の向上にもつながる。
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