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デザイン思考で新規ソリューションを、パナソニックが空質空調の共創拠点を新設製造マネジメントニュース

パナソニック 空質空調社は2022年5月25日、空質空調ソリューションの実験施設「AIR HUB TOKYO(エアハブトーキョー)」を同年6月1日に東京(日本橋)に開設すると発表した。非住宅空間における空気質の課題解決を目的とし、不動産オーナーや施工業者などとの共創拠点として活用する。

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 パナソニック 空質空調社は2022年5月25日、空質空調ソリューションの実験施設「AIR HUB TOKYO(エアハブトーキョー)」を同年6月1日に東京(日本橋)に開設すると発表した。非住宅空間における空気質の課題解決を目的とし、不動産オーナーや施工業者などとの共創拠点として活用する。

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「AIR HUB TOKYO」[クリックで拡大] 出所:パナソニック 空質空調社

 パナソニック 空質空調社では、換気送風機や環境エンジニアリング、空気清浄機などの空質家電を扱う空質事業と、エアコンや冷凍機、温水システムなどを扱う空調事業を展開している。さらに従来はバラバラだったこれらの事業を組み合わせ、空質と空調の最適管理による空間ソリューションなどの開発を進めている。

 AIR HUB TOKYOは、公共空間や商業施設などの非住宅空間を対象に、空質と空調を組み合わせつつ、施工性やメンテナンス性に優れたソリューションの開発を、不動産オーナーや管理会社、施工業者、メンテナンス業者などの関係企業と共創することを目指した施設だ。同施設には、空質7要素(温度、湿度、清浄度、気流、除菌、脱臭、香り)を最適に制御した最新のコンセプトモデルを設置し、顧客体験を通じ、デザイン起点でのソリューション開発を推進する。

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パナソニック 空質空調社 企画本部 デザインセンター センター長の木原岳彦氏 出所:パナソニック 空質空調社

 パナソニック 空質空調社では既に愛知県春日井市の同社拠点に設置した「Reboot Space」や東京(汐留)の「worXlab」などいくつかの体感型拠点を用意しているが、AIR HUB TOKYOの違いについて「従来の施設はショールームとしてソリューションを体感できる場としての活用方法だった。AIR HUB TOKYOは、顧客に体験をしてもらいながら新たな価値作りを共に進めていく場としての役割の違いがある。まさに『実験室』としての役割だ」とパナソニック 空質空調社 企画本部 デザインセンター センター長の木原岳彦氏は述べている。

 ポイントとなるのが、新拠点を主導したのが、デザイン部門であるということだ。空質と空調を組み合わせた新たなソリューションを、エンドユーザーの快適性や、関連業者の施工性やメンテナンス性などを組み合わせた形で実現するためには、デザイン思考によるUX(ユーザー体験)デザインが求められる。「R&D部門が運営する共創拠点は競合他社にも既に存在しているが、デザイン部門が主導する拠点はあまりない」(木原氏)としている。

 AIR HUB TOKYOでは、スケルトン天井などの自由に設計できる空間に、最新の業務用空質空調連携システムや提案前のプロトタイプを期間限定で設置し、体感を通じて、ニーズを把握し事業性を検証する。プロトタイプ第一弾として、空質7要素を最適に制御する空間ソリューション「Reboot Space」のコンセプトモデルを設置する。また、目に見えない空気に対しての心地よさの数値化や表現方法の開発と検証も行う。

photophoto AIR HUB TOKYOに設置された業務用空質空調連携システム(左)とReboot Spaceのコンセプトモデル[クリックで拡大] 出所:パナソニック 空質空調社

 共創パートナーとしては、不動産オーナー、施工業者、施設利用者、設計者、管理者、メンテナンス業者などを想定している。「2022年度で50件ほどの共創案件を作りたい。不動産オーナーや管理会社で20社、施工業者やメンテナンス業者で20社、その他の外部専門家などで10社という内訳を考えている」と木原氏は述べている。

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