カーシェアリングにステランティスが4ブランドを登録、新型車にじっくり試乗:モビリティサービス
Stellantisジャパンは2022年3月28日、DeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアリング「Anyca(エニカ)」に正規ディーラー148店舗が参加し、合計150台を登録すると発表した。36都道府県で、取り扱いブランドであるアバルト、アルファロメオ、フィアット、ジープの正規ディーラーが参加する。
Stellantisジャパンは2022年3月28日、DeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアリング「Anyca(エニカ)」に正規ディーラー148店舗が参加し、合計150台を登録すると発表した。36都道府県で、取り扱いブランドであるアバルト、アルファロメオ、フィアット、ジープの正規ディーラーが参加する。
エニカには法人が所有する車両を登録することも可能で、Hyundai Motor(現代自動車、ヒョンデ)も日本再参入に当たって導入したEV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)をエニカ向けに提供している。Stellantisジャパンは、共同使用契約に基づくカーシェアリングに100店舗以上のディーラーが参加するのは「日本初」(DeNA SOMPO Mobility調べ)だとしている。また、ディーラーの車両を扱うカーシェアリングとしてはブランド数や車両数が「日本最大」(同社)になるという。
これまで、新型車を試す機会はディーラーに限られており、購入直前の短距離の運転に限られており、クルマの魅力が伝えきれないという課題があった。カーシェアリングに新型車を提供することにより、高速道路や自宅の駐車場などで時間をかけて体験できるようにする。新型車を継続して体験することで、ブランドのファンづくりにもつなげたい考えだ。
エニカ向けの車両を持つ正規ディーラーの店舗や車両によって共同使用料は異なるが、フィアット「500」で24時間3000円から、ジープ「ラングラー」が同5500円から、といった価格設定となる。
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