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帝人のグループ会社が韓国で再生可能エネルギー由来電力を導入:脱炭素
帝人のグループ会社テイジン・リエルソート・コリアが、再生可能エネルギー由来の電力を導入するなど、脱炭素への取り組みを開始する。まずは年間使用量の約30%を置き換え、2025年には全量の再生可能エネルギー化を目指す。
帝人は2022年3月10日、韓国のグループ会社テイジン・リエルソート・コリア(TLK)が、再生可能エネルギー由来の電力を導入するなど、脱炭素への取り組みを同月から開始すると発表した。
TLKは、韓国でリチウムイオン二次電池用セパレーターの製造、販売を手掛ける。同社が今回、新たに導入する電力は、韓国の再生可能エネルギー政策の1つである「グリーンプレミアム」を活用して、韓国電力公社から供給される再生可能エネルギーだ。太陽光や風力、水力などの自然由来によるもので、電力生産時にCO2をほぼ排出しない。
まずは、年間使用量の約30%を置き換える。さらに今後、その割合を高めていき、2025年には全量を再生可能エネルギー化することを目指す。
一方、工場内で使用するガスについては、カーボンオフセットを実施。三井物産を通じて、世界の再生可能エネルギープロジェクトで生み出されたCO2排出削減効果を購入する。今回は、使用ガスの約1年分相当を購入し、脱炭素への取り組みを推進する。カーボンオフセットは今後も継続する予定だ。
帝人グループは、自社のCO2排出量を2030年度までに2018年度比30%削減し、2050年度までには実質ゼロにすることを目標としている。
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