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3D CADデータのない製品の詳細な3Dモデルを生成、デジタルツイン技術として展開2022国際ロボット展

アセントロボティクスは、「2022国際ロボット展(iREX2022)」において、3D CADデータのない製品の詳細な3Dモデルを生成できる独自のデジタルツイン技術を発表した。

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 アセントロボティクスは、「2022国際ロボット展(iREX2022)」(リアル展、東京ビッグサイト、2022年3月9〜12日)において、3D CADデータのない製品の詳細な3Dモデルを生成できる独自のデジタルツイン技術を発表した。

 同社は2021年から、産業用ロボット向けAI(人工知能)ソフトウェア「Ascent Pick(アセントピック)」を展開している。Ascent Pickは、安価な3Dカメラを用いたばら積みピッキングが可能であるとともに、ロボットハンドとピッキング対象となるワークの3D CADデータがあれば、それを基に多様なデータを生成して機械学習を行えるため、手間のかかるデータ準備作業が不要なことを特徴としている。

 Ascent Pickの事業を拡大する中で課題になっていたのが、3D CADデータのないワークへの対応だ。「特に、製品のパッケージなどの場合、そういったものを取り扱いたい物流業者や小売業者が3D CADデータを得られないことが多い。そこで、3D CADデータのない製品について、さまざまな情報を持った高解像の3Dモデルを生成できるデジタルツイン技術を開発した」(アセントロボティクスの説明員)。

 展示では、ソニーの空間再現ディスプレイを使って、洗剤ボトルの3Dモデルを例にデジタルツイン技術で得られるデータを紹介した。パッケージの表面デザインを含めたカラー画像やパッケージ表面の平滑性、質量中心、バーコードの位置、ワイヤフレーム、ロボットハンドによるピッキングのしやすさなどだ。

デジタルツイン技術で生成した洗剤ボトルの3Dモデル
デジタルツイン技術で生成した洗剤ボトルの3Dモデル。パッケージの表面デザインを含めて高精細なカラー画像になっている[クリックで拡大]
パッケージ表面の平滑性質量中心 パッケージ表面の平滑性(左)と質量中心(右)のデータ[クリックで拡大]
バーコードの位置3Dモデルのワイヤフレーム バーコードの位置(左)と3Dモデルのワイヤフレーム(右)[クリックで拡大]

 このデジタルツイン技術とAscent Pickの組み合わせで、さまざまなタイプのパッケージ製品のばら積みピッキングを行えることも示した。「Ascent Pickだけでなく、Eコマースなどデジタル空間内でさまざまな活用が可能になると考えており、その意味も含めてデジタルツイン技術としている」(同説明員)という。

「Ascent Pick」とデジタルツイン技術を組み合わせたばら積みピッキングのデモ[クリックで再生]

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