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自己採血で新型コロナの抗体を測定できる郵送血液検査サービスを開始医療機器ニュース

富士フイルムは、指先から自己採血した微量の血液を用いて、新型コロナウイルスの抗体を測定する技術を開発した。同技術を用いた郵送による「新型コロナウイルス抗体セルフチェックサービス」をリージャーが提供開始した。

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 富士フイルムは2022年2月7日、指先から自己採血した微量の血液を用いて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗体を測定する技術を開発したと発表した。同技術を用いて、郵送血液検査サービスを手掛けるリージャーが、「新型コロナウイルス抗体セルフチェックサービス」の提供を同月8日より開始した。

→特設サイト「新型コロナウイルス 製造業が直面する未曾有の試練」

 サービスの利用者は、専用の採血キットを用いて自分で指先から微量の血液を採血し、その血液サンプルをリージャーの検査センターに郵送する。サンプルが検査センターに届いてから約1週間で、抗体価などの結果が利用者へメールと報告書で届けられる。新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後の獲得免疫状況に関する研究結果も同時に提供され、自身の抗体価の水準も分かるようになっている。

キャプション
サービスで使用する「デメカル血液検査セット FF」[クリックで拡大] 出所:富士フイルム

 富士フイルムと富士フイルム和光純薬は、新型コロナウイルス感染症の検査に関する技術や製品の開発に取り組んでいる。藤田医科大学、国立感染症研究所との共同研究では、新型コロナウイルスの中和活性と高い相同性を示す血液中のIgG抗体を特定し、これを特異的に検出する研究用試薬を富士フイルム和光純薬が開発した。

 今回の技術は、この研究用試薬とリージャーの郵送血液検査サービスのノウハウを組み合わせたものとなる。同サービスは、リージャーのほか、富士フイルムメディカルでも販売する。

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