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トラスコ中山がIoT活用の地震観測サービスを全国物流拠点17カ所に導入:物流のスマート化
白山工業の「IoT地震観測サービス」が、トラスコ中山の物流拠点17カ所に導入された。観測震度や機器の稼働状況が管理できること、メール通知までの一貫した機能が提供されていることが決め手となった。
白山工業は2022年2月2日、同社の「IoT地震観測サービス」がトラスコ中山の物流拠点17カ所に導入されたと発表した。
トラスコ中山では、以前から特定地域が地震被害に遭った場合でも、その他の拠点でバックアップする体制を整えていた。しかし、大規模地震が発生した場合の被害が甚大になる可能性が考えられることから、何らかの対策が必要だと考えていた。
同社では、観測震度や機器の稼働状況が管理できること、メール通知まで含めた一貫した機能が提供されていることから、IoT地震観測サービスを採択。加えてAPI連携による拡張性や、安価なランニングコストも採択要因になったという。
導入後は、建物の正確な震度情報に基づいた事前の被害想定によって、立ち入りの可否判断や被害調査対応の人数および時間を想定できるようになった。また、いつでもどこでも震度情報の観測ができるため被害状況を想定しやすく、初動対応の容易さにつながっている。
トラスコ中山では今後、導入済みの安否確認システムとの連携や、IoT地震観測サービスの観測記録を活用した物流機器やシステムなどに対する地震の影響の検証などを進める予定だ。
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