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2回目のオンライン開催は何が変わった? 保険会社の活躍など新しい風も〜ETロボコン2021チャンピオンシップ大会〜ETロボコン2021(4/4 ページ)

2021年のETロボコンは、前回に引き続き。シミュレーターを活用した完全オンライン開催となった。20回目の節目を迎えたETロボコンだが、2回目となったオンライン開催では何が変わったのだろうか。

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次回大会では新型走行体がデビュー

 両クラスとも、前回に比べ、今回は大きくレベルが向上した。前回は当初、リアル開催の予定だったのに、途中で急きょオンライン開催に変更されたため、通常よりも開発期間が短かった。今回は最初からオンラインに決まっており、スケジュールはいつも通り。2回目ということで、シミュレーターでの開発に慣れてきたこともあるだろう。

 次回(2022年)の大会は、今のところ、リアルでの開催が予定されている。オミクロン株の感染拡大もあり、状況は流動的なところもあるものの、もしまたオンラインへの変更があったとしても、運営も参加者も、今度はスムーズに移行できるのではないだろうか。

どこかのアニメで見たような次回予告
どこかのアニメで見たような次回予告。3年ぶりにリアル開催の予定だという[クリックで拡大]

 一方、過去2回のオンライン開催で、シミュレーター開発のメリットも感じられたはずだ。現在、さまざまな分野において、効率的な開発には、シミュレーターの活用が欠かせなくなってきている。引き続きシミュレーターも使ってもらうために、エントリークラスのみシミュレーターで開催するようなことも考えているそうだ。

 シミュレーター競技であれば、実機を用意する必要がないので、新規参入のハードルが低くなる。今回、プライマリークラスでは組み込み企業以外のチームが活躍していたが、大会の活性化にもつながるのではないだろうか。

 なお実機については、これまで使用していた「EV3」が販売終了となったため、新たに「SPIKE」を使った新型走行体を開発する。次回については移行期間とし、新旧どちらの走行体でも参加可能にする予定だ。

左が現在の走行体、右が新型の走行体
左が現在の走行体、右が新型の走行体[クリックで拡大]

 競技の内容についても、大きく変えていく予定だという。アドバンストクラスは3年連続でブロックビンゴだったが、AIや画像解析を使った課題が復活する可能性もあるとか。どんな新競技になるのか、楽しみなところだ。

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