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中国子会社に積層セラミックコンデンサーの新工場を建設、2023年稼働予定:工場ニュース
太陽誘電は、中国江蘇省の子会社、太陽誘電(常州)電子に、積層セラミックコンデンサーの新工場を建設する。将来の需要増への対応、省エネや創エネなどを通じた温室効果ガス低減に貢献する環境配慮型の最先端工場になる。
太陽誘電は2021年11月30日、中国江蘇省の子会社、太陽誘電(常州)電子に、積層セラミックコンデンサーの新工場を建設すると発表した。同年12月に着工し、2023年6月に竣工、生産拠点として稼働開始を予定している。
同社は、中期的な積層セラミックコンデンサーの生産能力増強計画の一環として、太陽誘電(常州)電子を2019年に設立。その後、生産立ち上げの準備を進めてきた。
新工場は、各種設備の効率化による省エネや、建屋屋上への太陽光発電導入による創エネなどに取り組む。これらを通じて環境配慮型の最先端工場とし、温室効果ガス低減に貢献する。
新工場の延床面積は約8万m2、建築面積は約2万8500m2。投資予定額は約170億円(建屋のみ)だ。
積層セラミックコンデンサーは、電装化や電子制御化が進展する自動車分野、サーバおよび基地局通信装置などの通信インフラ、5Gスマートフォンなどの技術進化に必要とされ、今後も需要拡大が見込まれる。同社は「中期経営計画 2025」の成長戦略として、将来の需要増に対応できる生産体制を構築していく。
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