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電動アシスト自転車の生産能力を3割増強、パナソニック サイクルテックが柏原で:工場ニュース
パナソニック サイクルテックは、大阪府柏原市にある柏原工場の生産体制強化に伴う設備投資を実施し、併せて環境負荷低減型設備の稼働を開始した。国内市場での電動アシスト自転車の需要増に対応する。
パナソニック サイクルテックは2021年10月4日、大阪府柏原市にある柏原工場の生産体制強化に伴う設備投資を実施し、併せて環境負荷低減型設備の稼働を開始したと発表した。3割増の出荷に対応できる体制に強化し、国内市場での電動アシスト自転車の需要増に対応する。
柏原工場は1964年に竣工。一般自転車、電動アシスト自転車、電動アシスト三輪車、電動ユニット、補修パーツなどを生産し、年間38万台を出荷している。
リニューアルに際し、カルパワードライブユニットの生産設備を立ち上げた。高性能センシング機能を活用し、工程管理を徹底することで品質を確保。組み立てを自動化し、生産能力を従来比で最大180%とした。溶接もロボットで自動化することで省人化を図り、生産能力を従来比130%に高めた。
節水型被膜処理設備にはエコ排水システムを採用し、従来工法比で使用水量を32%削減している。また、ディップ方式を採用し、長期信頼性品質を確保、環境負荷低減と品質向上を両立した。
粉体塗装設備は再利用できる粉体塗料を採用し、VOC(揮発性有機化合物)排出をゼロ化。1コート塗装での外観品位など高い技術力により、工程を合理化している。
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