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金属プレスシミュレーションソフト「Ansys Forming」を2022年1月にリリースCAEニュース

Ansysは、オールインワンの金属プレスシミュレーションソフトウェア「Ansys Forming」を2022年1月にリリース予定。汎用非線形ソルバー「Ansys LS-DYNA」を使用した高い予測精度を実現し、シートメタル成形におけるデジタル設計からシミュレーション、検証まで、金属加工プロセス全体を通じた円滑なワークフローを提供する。

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 Ansys(アンシス)は2021年10月14日(米国時間)、金属プレス加工業界のニーズに対応する、オールインワンの金属プレスシミュレーションソフトウェア「Ansys Forming」を2022年1月にリリースする予定だと発表した。

 Ansys Formingは、単一プラットフォームで金属プレス加工の多くのニーズを満たすことができる包括的な製品で、汎用(はんよう)非線形ソルバー「Ansys LS-DYNA」を使用した高い予測精度と高速処理を実現し、シートメタル成形におけるデジタル設計からシミュレーション、検証まで、金属加工プロセス全体を通じた円滑なワークフローを提供する。

「Ansys Forming」の利用イメージ(自動車フェンダーの板金周縁の材料流動)
「Ansys Forming」の利用イメージ(自動車フェンダーの板金周縁の材料流動)[クリックで拡大] 出所:Ansys

 ユーザーは、Ansys Formingを用いることで、実現可能性、成形性およびスプリングバック(板金加工などで材料を曲げた際に元に戻ろうとする力/元に戻ってしまう現象)予測といった各種シミュレーションニーズに基づくプリセットを作成でき、初期設計と詳細設計の設定が可能となる。また、エンドツーエンドのワークフローによって、単一プラットフォーム上でプレス加工プロセス全体を実行でき、物理的な試験の削減や生産性向上、コスト低減につなげられる。

 Ansys Formingが提供するシートメタル成形シミュレーションは、メーカーがエラーを検知し、最適な材料を識別して、使用すべき最も効率的な加工プロセスを決める手助けをしてくれる。これにより、設計およびその後の再設計時間が短縮されるという。また、Ansys Formingは金属にしわが寄る、割ける、折れ曲がるといった構造上の弱点を明らかにするなど、設計に関する非常に多くの詳細情報をエンジニアに示すことで設計品質の向上にも貢献する。

 現在、Ansys Formingの開発を手掛ける同社の開発者によって、スプリングバック補正機能をはじめとする追加機能などを備える将来のリリースに向けた開発が進められているという。

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