「コロナ収束後もテレワークを希望する」と83%が回答:キャリアニュース
就職支援サービス「ハタラクティブ」が「テレワーク満足度に関する調査」の結果を発表した。回答者の約71%が「テレワーク制度に満足」と回答し、83%が「コロナ収束後もテレワークを希望する」と回答した。
レバレジーズが運営する就職支援サービス「ハタラクティブ」は2021年10月12日、「テレワーク満足度に関する調査」の結果を発表した。同調査は22〜59歳の正社員男女を対象とし、536人から回答を得た。
初めに、現在もテレワークをしているか尋ねたところ、50.6%が「はい(実施している)」と回答した。
次に、勤め先のテレワーク制度に満足しているかを調べたところ、「満足している」が18.1%、「どちらかというと満足している」が53.5%となり、71.6%がテレワーク制度に満足していることが分かった。
テレワーク制度について「不満である」「どちらかというと不満である」と回答した人に、「企業に求める制度やサポート」について尋ねた。その結果、「テレワーク環境を整えるツール類の導入」(45.5%)が最も多かった。次いで「在宅勤務手当の支給」(39.0%)、「運用ルールの整備」(23.4%)となっている。
続いて、現在テレワークをしている人に、テレワーク疲れを感じることがあるかと尋ねたところ、「かなり感じる」が7.0%、「やや感じる」が39.1%となり、46.1%がテレワーク疲れを感じていることが分かった。
テレワーク疲れの原因を調べると、「肩こりや目の疲れ」と「座りっぱなしで疲れる」が同率(33.0%)だった。身体的な疲れに次いで「仕事とプライベートの区別がなく気分転換できない」(27.6%)や「周囲にちょっとした相談や雑談ができない」(26.1%)、「オンライン上でコミュニケーションが取りづらい」(25.3%)など、気持ちのオンオフの切り替えの難しさや、コミュニケーションの取りづらさも疲れの原因の上位に挙がっている。
「テレワークでメリットに感じること」は、「通勤のストレスがない」(77.9%)が最も多かった。次いで「余暇の時間が増える」(35.4%)、「リラックスしながら働ける」(33.2%)となっている。
83%がコロナ収束後もテレワークを希望
現在もテレワークをしている人に、新型コロナウイルス収束後もテレワークを希望するか尋ねたところ、83.0%が「希望する」と回答した。
テレワークに対する満足度では、「どちらかというと不満である」「不満である」が合わせて28.4%いたが、コロナ収束後のテレワーク希望に関しては「希望しない」が17.0%にとどまっていることから、現在のテレワーク制度に何らかの不満は持ちつつも、コロナ収束後もテレワークの継続を希望する人が多いようだ。
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