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無人店舗、国内普及の課題は「時給の低さ」?製造マネジメント メルマガ 編集後記

コストとベネフィットを良く見極める必要がありそうです

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 この記事は、2021年7月13日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 筆者の近所には、大手スーパーマーケットのマルエツがあります。同社の店舗は(店によって違いますが)深夜まで営業しているところもあり、仕事柄、業務終わりが遅くなりがちな筆者にとっては大助かりの存在です。いつもありがとうございます。

 さて、このマルエツですが、少し前から「Scan&Go Ignica(以下、Scan&Go)」と名付けたリテールテックを一部店舗で導入し、運用しています。簡単に言えば、Scan&Goはスマートフォンを使った商品のセルフ決済システムです。顧客は専用アプリケーションをスマートフォンにインストールして、購入したい商品のJANバーコードを読み取ります。するとアプリケーションがバーコードから商品情報を自動で解析。その後、清算用のQRコードをスキャンすると、事前連携したクレジットカードなどで自動的に決済が完了します。

 筆者も実際に体験しましたが、財布を出すことなくスマートフォン1つで会計を済ませられるのはなかなか快適です。何より「レジ待ちの時間がいらない」というのは、並ぶ時間が嫌いな筆者にとって、買い物の心理的ハードルを下げてくれるのでありがたく思います。また副次的な効果ですが、自分で商品を手に取ってスキャンすることで、自分が商品をどのくらいの量買ったのかが把握しやすくなり、「こんなに買う必要ないな」と買い過ぎを自制できるようになった……かもしれません。

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