ニュース
2021年1〜6月の国内新車販売、「N-BOX」を抑えて「ヤリス」がトップに:製造マネジメントニュース
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2021年7月6日、2021年1〜6月の新車販売ランキングを発表した。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2021年7月6日、2021年1〜6月の新車販売ランキングを発表した。
軽自動車と登録車を合わせたランキングでは、1位がトヨタ自動車の「ヤリス」で前年同期比247.5%増の11万9112台だった。2位のホンダ「N-BOX」は、同109.0%増の11万551台となった。これまで、N-BOXは2017年から軽自動車と登録車を合わせたランキングにおいて2位と大差で首位を維持してきたが、ヤリスがN-BOXを抑えてトップに立った。
2018年以降、1〜6月の新車販売ランキングは上位を軽自動車が占める傾向が続いていたが、今期は首位のヤリスやトヨタ自動車「ルーミー」が上位にランクインした。車載半導体の供給不足で稼働調整も発生したが、上位20車種を見ると前年同期の販売実績を大幅に上回ったモデルが多い。
ブランド名 | モデル名 | 台数(台) | 前年比(%) | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | トヨタ | ヤリス | 119,112 | 247.5 | 登録車 |
2 | ホンダ | N-BOX | 110,551 | 109.0 | 軽 |
3 | スズキ | スペーシア | 78,698 | 120.5 | 軽 |
4 | トヨタ | ルーミー | 77,492 | 206.0 | 登録車 |
5 | ダイハツ | タント | 69,262 | 111.3 | 軽 |
6 | ダイハツ | ムーヴ | 57,761 | 119.6 | 軽 |
7 | トヨタ | アルファード | 56,778 | 155.1 | 登録車 |
8 | トヨタ | カローラ | 53,864 | 94.1 | 登録車 |
9 | 日産 | ルークス | 50,055 | 209.9 | 軽 |
10 | トヨタ | ハリアー | 48,271 | 350.6 | 登録車 |
11 | スズキ | ハスラー | 48,221 | 128.9 | 軽 |
12 | トヨタ | ライズ | 47,965 | 82.0 | 登録車 |
13 | 日産 | ノート | 46,879 | 112.4 | 登録車 |
14 | トヨタ | ヴォクシー | 41,101 | 121.5 | 登録車 |
15 | スズキ | アルト | 36,359 | 118.9 | 軽 |
16 | ダイハツ | ミラ | 36,159 | 95.4 | 軽 |
17 | ホンダ | フリード | 35,551 | 91.5 | 登録車 |
18 | トヨタ | シエンタ | 33,753 | 84.0 | 登録車 |
19 | ダイハツ | タフト | 32,191 | 633.8 | 軽 |
20 | 日産 | デイズ | 31,558 | 57.1 | 軽 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 4月の新車生産は2020年実績から大幅増、コロナ禍前には届かず
日系乗用車メーカー8社が発表した2021年4月のグローバル生産実績は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で生産がストップした2020年4月に対する反動で、8社全ての国内および海外生産が前年実績を大幅に上回った。 - 寒波や地震の中でも4社が前年超え、2021年2月の新車グローバル生産
2021年2月の自動車生産は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が与えた影響からの回復が鮮明となる一方で、半導体の供給不足に加えて、地震や寒波など相次いで発生した自然災害が水を差す格好となった。 - 2020年の燃費ランキングは「ヤリス」「アルト」が1位に、燃費基準達成率には差が
国土交通省は2021年3月31日、2020年末時点で販売されている乗用車の燃費ランキングを発表した。登録車ではトヨタ自動車の「ヤリス」(WLTCモード燃費値36.0km/l)が、軽自動車ではスズキ「アルト」(25.8km/l)がトップとなった。 - ソフト更新で走行性能の向上や個人に合わせたチューニング、トヨタがKINTOで
トヨタ自動車は2021年6月7日、サブスクリプションサービスの「KINTO」に、ソフトウェア更新で走行性能をアップデートする車両を新たに追加すると発表した。 - 「ヴィッツ」が全面改良で「ヤリス」に、トヨタ初の右左折時自動ブレーキも
トヨタ自動車は2019年10月16日、全面改良した「ヤリス」を世界初公開した。日本では「ヴィッツ」として販売されてきたが、フルモデルチェンジを機に日本向けも車名をヤリスに統一する。日本での発売は2020年2月中旬を予定している。 - 「ホンダはチャレンジングな目標にこそ奮い立つ」、2040年に四輪はEVとFCVのみに
ホンダは2021年4月23日、新社長の三部敏宏氏の就任会見を開き、2040年に四輪車に占める電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の販売比率をグローバルで100%とする目標を発表した。日系自動車メーカーとしては初めて“脱エンジン”を表明した。2035年までに日米中の3市場でEVとFCVの比率を80%に引き上げる。これまでの目標よりもゼロエミッション車の販売拡大を前倒しする。