コロナ禍後の工場で期待が高まっているのが、ロボットによる自動化領域の拡大です。そもそもの人手不足に加えて、コロナ禍による三密対策として、人の活動が制限を受ける中で、その一部をロボットに代替させる動きです。ただ、ここ最近、ロボットによる自動化で作業を代替する1つ手前の段階として「遠隔操作」を進めようとする動きが目立ってきたように感じています。
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