週休3日制が導入されたら「自分の時間を確保したい」、20代の66%が回答:キャリアニュース
学情が「週休3日制」に関する20代の意識調査の結果を発表した。週休3日制を「給与が維持されるのであれば利用したい」と69.4%が考えていた。また、制度が導入されたら取り組みたいことの1位は「趣味など自分の時間の確保」だった。
学情は2021年4月16日、「週休3日制」に関する20代の意識調査の結果を発表した。同調査の対象者は、同社が運営する20代専門転職サイト「Re就活」の来訪者で、494人から有効回答を得た。初めに、週休3日制が導入されたら利用したいかを尋ねたところ、最も多かったのは「給与が維持されるのであれば利用したい」で69.4%が回答した。次が「給与が減っても利用したい」20.4%で、合わせて9割近くが週休3日制の利用に前向きであることが分かった。
「利用したい」と回答した人からは、「リフレッシュする時間を確保できれば、より効率的に働くことができそう」「副業や資格の勉強などに時間を使えそう」などの声が寄せられている。一方で「給与や賞与カットにつながるのであれば利用したくない」「20代は仕事やスキルを習得する期間のため、今は積極的に利用しようとは思わない」といった声もあった。
週休3日制で取り組みたいこと1位は「趣味など自分の時間の確保」
「週休3日制が導入されたら取り組みたいこと」の1位は、「趣味など自分の時間の確保」(66.0%)だった。2位は「資格取得やスキルアップのための勉強」(58.1%)で、3位は「家族や友人との時間の充実」(50.2%)となっている。また、テレワークの実施によって注目が高まっている「副業やインターンシップ」に取り組みたいという回答は4位だった(32.2%)。
「週休3日制を導入している企業に持つイメージ」についても尋ねた。最も多かったのは「柔軟な働き方ができそう」(60.7%)。2位は「ライフステージに変化があっても働き続けることができそう」(34.4%)、3位は「副業など、本業以外の仕事にも挑戦しやすそう」(33.4%)となっている。このように、好意的なイメージが上位を占めたが、「給与カットにならないか不安」「生産性を高める取り組みとセットで検討するべき」といった指摘もあった。
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