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求職者の5割以上は職務経歴書が不十分、転職コンサルタントの3割超が回答キャリアニュース

転職サイト「ミドルの転職」が「職務経歴書、履歴書のポイント」についてのアンケート調査結果を発表した。回答した転職コンサルタントの36%が、職務経歴書、履歴書の内容が不十分な求職者が「5割以上」いると感じていることが分かった。

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 エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2021年4月8日、「職務経歴書、履歴書のポイント」についてのアンケート調査結果を発表した。同調査は、同サイトを利用する転職コンサルタントを対象とし、212人から有効回答を得た。

 初めに、「職務経歴書、履歴書の内容が不十分な求職者はどれくらいいると感じますか」と尋ねたところ、最も多かったのは「5割以上」で、36%が回答した。

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職務経歴書、履歴書の内容が不十分な求職者はどれくらいいると感じるか(クリックで拡大) 出典:ミドルの転職

 次に、スカウトを送る際に、職務経歴書、履歴書の内容が特に不十分だと感じる項目を尋ねたところ、「過去在籍企業での職務内容」(60%)が最も多かった。次いで「直近在籍企業での職務内容」(55%)、「転職理由」(39%)となっている。

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スカウトを送る際に、職務経歴書、履歴書の内容が特に不十分だと感じる項目(クリックで拡大) 出典:ミドルの転職

 また、スカウトを送る際に、Web履歴書の「職務経歴」と「プロフィール」で特に注目しているポイントを尋ねた。その結果、「職務経歴」での注目ポイント1位は「職務内容が具体的に記載されているかどうか」(90%)だった。2位は「過去全ての職務経歴が記載されているかどうか」(37%)となっている。

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Web履歴書の「職務経歴」で特に注目しているポイント(クリックで拡大) 出典:ミドルの転職

 「プロフィール」で特に注目しているポイントは、「学歴や職務経歴が評価でき応募先と関係性があるか」(61%)が最も多かった。2位は「転職回数から組織適応力に問題がないか」と「希望年収と現在年収に隔たりがないか」が、同率(50%)だった。

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Web履歴書の「プロフィール」で特に注目しているポイント(クリックで拡大) 出典:ミドルの転職

書類作成でやりがちな失敗例、1位は「レイアウトが見づらい」

 続いて、職務経歴書、履歴書を作成する際にミドル層がやってしまいがちな失敗例を尋ねた。トップ3は、「レイアウトが見づらい」(50%)、「仕事の成果に具体性がない」(44%)、「専門性やできることが曖昧」(42%)となっている。

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職務経歴書、履歴書を作成する際にミドル層がやってしまいがちな失敗例(クリックで拡大) 出典:ミドルの転職

 最後に、転職が成功する人の職務経歴書の特徴を尋ねた。「企業が求めている人物像や職務経験から、逆算して職務経歴書を記入している」「キャリアの棚卸しができている」「転職回数が多い人は、客観的に納得できる内容の転職理由をあらかじめ記載している」などが挙がった。また、「専門知識のない人が読んでも分かりやすい表現で書かれている」「読む側の気持ちに寄り添って作成する」というコメントもあった。

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