ニュース
データ活用コンサルや需要予測技術で食品サプライチェーンDXを支援:製造ITニュース
ブレインパッドは、同社のデータ活用コンサルティングおよび需要予測技術を用いて、伊藤忠商事と日本アクセスが進めている「食品サプライチェーンDX」を支援する。
ブレインパッドは2021年2月2日、同社のデータ活用コンサルティングと需要予測技術を活用し、伊藤忠商事と日本アクセスが進めている「食品サプライチェーンDX」を支援することを発表した。
伊藤忠商事では、2018年よりDX(デジタルトランスフォーメーション)およびデータ活用事例の創出とそれに向けた基盤、体制構築に着手している。中でも、食品サプライチェーンのDXによる最適化を重要施策として位置付けている。
その一環として、伊藤忠商事と日本アクセスは、2020年から一部の物流拠点において、小売店の販売データなどを活用した需要予測や発注自動化の実証実験を実施。ブレインパッドでは、これらの取り組みに対し、データ活用コンサルティングと需要予測技術を用いた支援を実施している。
この実証実験の結果、一定の在庫削減効果と発注業務の効率化が確認されたという。伊藤忠商事では今後、対象となる物流拠点を全国規模へ拡大する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デジタルサプライチェーンツインを成すサプライチェーンモデルとデジタル基盤とは
サプライチェーンにおける業務改革を推進する中で、デジタルがもたらす効果や実現に向けて乗り越えなければならない課題、事例、推進上のポイントを紹介する本連載。第5回は、デジタルサプライチェーンツインの実現に必要なサプライチェーンモデルとデジタル基盤について紹介する。 - コロナ禍で増減する需給にどう対応するか、コニカミノルタのサプライチェーン変革
MONOistは2020年12月16〜17日、オンラインでセミナー「サプライチェーンの革新〜Withコロナ時代に必要不可欠なサプライチェーンのデジタル化〜」を開催した。本稿では、前編で、コニカミノルタ SCM部 部長の神田烈氏が登壇した基調講演「サプライチェーンをDX〜コニカミノルタが実践するデジタル変革〜」を含むDay1の内容をダイジェストで紹介する。 - 製造業がDXを進める前に考えるべき前提条件と3つの戦略
製造業にとっても重要になる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に注目が集まっている。本連載では、このDXに製造業がどのように取り組めばよいか、その戦略について分かりやすく紹介する。第1回の今回は、DXを進める中で必要になる前提条件と3つの戦略の概要について紹介する。 - いまさら聞けない「製造業のDX」
デジタル技術の進歩により現在大きな注目を集めている「DX」。このDXがどういうことで、製造業にとってどういう意味があるのかを5分で分かるように簡単に分かりやすく説明します。 - 製造業が「DX」を推進するための3つのステージ、そのポイントとは?
製造業のデジタル変革(DX)への取り組みが広がりを見せる中、実際に成果を生み出している企業は一部だ。日本の製造業がDXに取り組む中での課題は何なのだろうか。製造業のDXに幅広く携わり、インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)のエバンジェリストを務める他2019年12月には著書「デジタルファースト・ソサエティ」を出版した東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター 参事の福本勲氏に話を聞いた。 - データを世界の共通言語に、リアルタイムで製品収益を見える化する安川電機のDX
「データを世界の共通言語に」をスローガンとし「YDX(YASKAWA digital transformation)」として独自のデジタル変革(DX)を進めているのが、産業用ロボットやモーターなどメカトロニクスの大手企業である安川電機である。安川電機 代表取締役社長の小笠原浩氏に「YDX」の狙いについて話を聞いた。